なんとTwitterで「非公開リスト」に登録していた内容が他の人に見れれちゃう不具合が発生していたらしいです。
実際に自分は何も気づきませんでしたが、Twitter上は一時“祭り”状態になっていたらしいですね。
トレンドワードにも「非公開リスト」がランクインするほどだったらしいです。
例えば、山梨県警の公式Twitterでは「愛乙女☆DOLL(ラブリードール)」なんて出ていたなんてことも…… やりますね 笑
便利に使えているあまり、人に見られたくない情報などはインターネット上では管理しないほうが良いと思います。
最近はクラウド化が流行って、色々な企業が自社サーバーにあるデータをクラウドへ移行していますが、本当に必要な情報(例えば個人情報など)は自社サーバーで厳重に管理すべきなのではないかなと思います。
クラウド化はコストの面で、かなりの効果があるので一概には言えませんがシステムである以上「絶対」はないので、自分で管理すべき情報は手元に置いておくべきでしょうね。
こういったシステムの不具合は、色々と原因があります。
テスト不十分
大抵のシステムの不具合は、このテスト不十分に該当するでしょう。
システムは作成しても、ユーザによって希望している機能の追加や現状の不具合の改修をしていきます。
その中で、以前まで動いていたものを再度動かして確認するテストを行うのですが、多くの細かい機能の追加などで一部のテストを実施し忘れていたりして、実際に公開した時にユーザに発見されることも多いです。
パッケージにて販売しているパソコンのソフトウェアなどは、使用できる機能が決まっていてユーザによる操作がほぼ限定されているため、その機能によるテストケースを大量に行っていて、不具合は極めて低いものが出来上がります。
テレビでも取り上げられていましたが、ゲーム会社などのソフトウェアを開発する現場ではテストが特に重視されていて、「キャラクターが壁を貫通しないように」というテスト項目があり、「壁に1000回体当たりをする」というテストには正直「大変そうだな」と感じました。でもこういったテストをクリアしてきたソフトウェアなら信用できるし絶対面白いと思いますね。
デグレード
デグレードとはIT用語のことで、使用できていた機能が改修などにより使用できなくなった、もしくは想定した機能の役目を果たせていない状態になったことを指します。
詳細はこちらをご参考ください。
今回の騒動はこちらになるでしょう。
今まで「非公開リスト」として、他の人に見えないようになっていたリストがなんらかの改修により見えるようになってしまった。(つまり「非公開リスト」の機能が「公開リスト」と同じ状態になっていた)
怖いですよね。
ブログをされている方もそうですが、下書きなどに不要な内容を溜め込んでいたりするといきなり公開されてしまったり……なんてことも起こりうることですので、見られたくない情報は安易にインターネット上に置くべきではないでしょうね。
インターネット上と言いましたが、これはスマホにも言えます。
スマホのアプリは大抵の場合、データはクラウド上にあります。
もし、スマホの端末に保存されていたとしても、iCloudやGoogleDriveなどに同期をしているとクラウドと同じ状態になります。
AppleやGoogleだから大丈夫…… と実際自分もそう思っていますが用心はしておいたほうが良いということです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はシステムを実際に作成している側からの視点で、色々をお話をさせていただきました。
現場では、デグレ(デグレードの略称)は絶対発生してはいけない事象で、発生してしまうと色々なもの(特に信用、信頼)を失うことになります。
これはどのシステムにおいても同じです。例外はありません。
たとえ、自分だけが作成したアプリであってもです。
便利な世の中になっていますが、自分で守れるもの(情報を含め)は自分の監視下で大切にしましょう。